クレアティーボでは
選手の主体性が発揮しやすい環境と
自己決定の機会を多く与える方針を取っています。
多くのご家庭では
言われなくても自分のことは自分でできる
自主的な行動ができるようにと
しつけをしていると思います。
自分のことは自分でやる習慣を
小学生年代で身につけさせることは
とても重要なことです。
一方で
主体的に行動できるようになることも
大切なことです。
主体的と言う言葉を近年よく見かけますが
ちゃんと理解してアプローチしている
大人は少ないように思います。
主体的とは、簡単に言うと
「自分の考えに基づいて行動する様子」
のことです。
一般的にスポーツでは
習うものという前提があります。
指導者が指示したことを
再現してくことが求められています。
ただ、これは自分の意思で取り組んでいる
のはなく、やらされている受け身でもあるのです。
このように教え込むことで
小学生年代では結果は出やすいのも確かです。
しかし、先のカテゴリーに進むにつれ
成長が鈍ってきます。
反対に
主体的な機会を多く与えられた選手は
自分の意思に基づいて取り組むので
どんどん成長していきます。
なぜ成長が早いのかというと
目的を達成するためのやり方を
自分に合った方法で取り組むという
自分で考える力が育っていくからです。
指導者が「こうやってやりなさい」
と指示すると試行錯誤して工夫する余地がないのです。
その結果、トライ&エラーができないので
自分なりのやり方を考え見つけることができません。
目的を達成するためのやり方は一つではなく
複数あるはずです。
そこをサポートするのが指導者であって
やり方までを指示してはダメなのです。
人によって合う、合わないがあって当然で
自分に合わないやり方で頑張っても
成果は出ないし考える力も身につかないのです。
だからこそ今、子どもに必要なのは
主体性が発揮しやすい環境と多くの自己決定の機会です。
このような考えを指導者にあれば
怒声を上げる必要はなくなるのです。
指導者が激しく怒ると
選手側は自分の考えに基づいて行動できなくなります。
つまり、自由度が狭まることになるのです。
小学生年代では
自由にのびのびとできる環境に
身を置きたいものですね!