FC.クレアティーボは、小美玉市の子どもたちの生きる力を育てるサッカースクールです。
小美玉市張星のグラウンド(県立中央高校の裏手)を拠点に練習を行なっているサッカースクール「FC.クレアティーボ」は、選手が主体のチームづくりを行なっております。
当チームは、年齢に合わせて小学4年生〜6年生を「チーム」、小学3年生以下を「キッズスクール」として運営しております。
当チームでは、指導者が選手に指示を強制することはいたしません。
独自のコーチングメソッドを用いて、選手たちの意志を引き出し、目標に気づかせ、自らうまくなりたい意欲を引き出しています。
そして、そのうえで最適なトレーニングメニューを提供しています。
また「サッカーは遊びの延長!」を前提に、誰もが試合に出場できる「補欠ゼロ」を実現しています(試合に出場することでの成長があります)。
ちなみに、チーム名の「クレアティーボ」とは、イタリア語で「創造する」という意味の言葉です。
「指導者がチームを作るのではなく、選手自身でチームやプレーを創造してほしい」という願いがチーム名には込められています。
当チームの指導方針
- (選手は)自分のことは、自分でする
- 選手が、心からサッカーを楽しめるようサポートする
- 補欠ゼロ
- 怒声や罰で、絶対に選手をコントロールしない
- 選手の主体性、やる気、目標、考える力、コミュニケーション力、やり遂げる力を引き出す
- 失敗を責めない、失敗を気にせずプレーし自分でうまく行く方法を見つけ出せるようサポートする
複数の小学校から集まっています
FC.クレアティーボは、これまで5歳から12歳の男女700人を超える子どもたちが入会し、一緒にサッカーボールを追いかける日々を過ごしてまいりました。
当チームは、クラブチームなので以下の小学校区の選手たちが集まっています。
小美玉市立羽鳥小学校、小美玉市立納場小学校、小美玉市立竹原小学校、小美玉市立堅倉小学校、小美玉市立小川小学校、玉里義務教育学校、石岡市立府中小学校、石岡市立杉並小学校、石岡市立瓦会小学校、石岡市立葦穂小学校、笠間市立岩間第一小学校、笠間市立岩間第二小学校、笠間市立岩間第三小学校、水戸市立赤塚小学校
それゆえ、お子さんがチームになじめるか心配される保護者さまもいらっしゃいます。
しかし、そんな心配をよそに子どもたちはすぐに仲よくなっています。
また、その経験が人間関係におけるコミュニケーション能力の向上にも寄与しています。
自然に前向きな行動を促す画期的な方法
当チームおよびスクールでは、認知科学をベースにした「コーチング」という手法を導入し指導を行なっております。
この手法は、トップアスリートやアーティスト、企業経営者や医師、弁護士など幅広いジャンルで実践されている目標実現および自己変革メソッドです。
コーチングは、従来の指導とは真逆とも呼べる方法です。
コーチングでは、相手(選手)に対して指示をして行動させようとはしません。
傾聴や質問によって選手を自然に前向きにさせ、そして夢や目標を実現するための主体的な行動を促します。
コーチングをチームに導入した結果…
コーチングを導入してすぐに現れた変化としては、選手たちのやる気が持続するようになりました。
なぜなら、子どもたちが指導者に強制されることなく、自らの意志で取り組むようになったからです。
選手たちは、自分自身の動機に気づき、自らやる気を湧き上がらせ、主体的に行動するようになりました。
事実、コーチングを導入して以来、選手たちから「もう終わり?(もっとやりたい!)」や「楽しかった!」、「これがやりたい!」という声がたびたび聴こえるようになりました。
また現在、当チームでは試合でのメンバー選考や選手交代などを選手たちだけで決定するようにしています。
それによって、指導者がメンバーを決定しなくても何ら変わらず結果がもたらされることがわかりました。
いえ、結果が変わらないとしても、他者から与えられた動機より自らの動機に基づくプレーのほうが高いパフォーマンスを発揮することがわかりました。
そして(付随的に)、つぎのような結果を得ることもできました。
- 茨城県大会出場(約70チームの地区予選を勝ち抜いて、県大会出場)
- 第40回茨城県学年別少年サッカー大会低学年の部
- 第41回茨城県学年別少年サッカー大会高学年の部
- 第34回中村杯争奪少年サッカー大会
- 第37回中村杯争奪少年サッカー大会
- 第38回中村杯争奪少年サッカー大会
- 第41回全日本少年サッカー大会
Jリーグ下部組織に合格する選手も
さらには、チームの成績以上に選手の自立的な成長を重視してきたことで、Jリーグの下部組織に合格した選手もいます。
【ジュニアユースチーム(中学生)】
- 鹿島アントラーズ:3名
- 水戸ホーリーホック:3名
【ジュニアチーム(小学生)】
- 水戸ホーリーホック:2名
今では、プレー中、選手たちは自ら「(うまく行かなかったときには)つぎのこと考えよう!」や「(いいプレーのときには)ナイスプレー!」、「(創造的なプレーをしたとき)それ、おもしろい!」などポジティブな言葉のやり取りを交わし、チーム全体をモチベートしています。
私たち(指導者)から見て「協働」という言葉がふさわしいチームだと感じます。
保護者当番はございません
ちなみに、お子さんがサッカーをはじめるに当たって、多くの保護者さまが気にしておられるのが保護者当番です。
そこで、あらかじめお伝えさせていただきますが、当チームでは保護者さまの当番制での練習・試合のサポートは一切ございません。
当チームのグウランドまで来ていただければ、あとはすべて私たちにお任せください。
また、週末に関しては希望者のみチームスタッフが送迎を行っております。
保護者さまの貴重なお時間を犠牲にしてまで、お子さんのサッカーに付き合わなければいけないのは、よくないと私たちは考えております。
そのため、グラウンドまで自転車で来る選手も少なくありません。
そしてそれは、自分のことを自分でできる経験にもなっています。
なお、遠方にお住まいでグラウンドまで保護者さまの送迎が必要な場合には、ムリのない範囲でご協力いただければと思います。
それによって、保護者さまのご都合で練習・試合に参加できない日もあるかもしれません。
ですが、ムリなく保護者さまのスケジュールをこなせることも大切になさってください。
コーチング? or ティーチング?
これまで、サッカーのみならず学校など多くの指導現場において行われてきたのは「ティーチング」になります。
わかりやすく言うと、ティーチングは指導者から選手に一方通行的に答えを与える指導方法です。
それに対し「コーチング」は、対話によって選手が自ら答えを導き出せるようにサポートする指導方法です。
それによって、選手の主体性ややる気、目的意識を引き出すことができます。
しかし、まだまだ日本には「コーチング」の概念が根づいていません。
そのため、いまだに指導者が怒声や罰などを用いて選手をコントロールする状況が多いのも事実です。
そして、コーチングスキルを習得することは、一朝一夕ではできません。
ですので、お子さんの能力を最適に伸ばしてあげたいとお考えの保護者さまには、すでにコーチングを実践している環境にお子さんをお預けになられることをお勧めいたします。
なぜ今、コーチングが必要なのか?
また、小さいころにミスをして怒られる経験をすると、子どもたちはそれ以降、失敗を怖れるようになったり、怒られないために行動するようになります。
そして一度、身についた行動様式は、大人になっても(変容を試みないかぎり)継続されます。
その結果、自らやる気を持って取り組むことができず、チャレンジしなくなることもあります(その分、失敗もしなくなりますが…)。
しかし本来は、たくさん失敗することは重要なはずです。
なぜなら、失敗したりミスをするからこそ、うまく行く方法を自分で導き出すことができるようになるからです。
現代は、保護者のみなさんが子どもだった時代以上に「正解」や「前提」がどんどんなくなってきています。
誰かが何かを、与えてくれる時代ではなくなってきています。
そんな時代に、自分自身で人生を切り拓いて行くことができる力を身につけるには、たくさん失敗をして、自分なりの答えを導き出す必要があると私たちは考えております。
だからこそ、当チームでは選手たちに「たくさん失敗してもいいよ」と言っています(もちろん、失敗しても怒ることはありません)。
さらには、一度、失敗を怖れる気持ちや他者に評価を委ねるクセ、受身的な姿勢が身につくとそれを変えるのには時間がかかります。
そこで、子どもたちの人格が形成される時期にこそ、1日も早くコーチングを受けながら成長する環境を与えてあげることが望ましいと私たちは考えております。
そのためにも、お子さんの最適な成長を私たちFC.クレアティーボにサポートさせてください。
お父さん・お母さんだけでがんばらないでください
能力は、自分次第でいくらでも伸ばすことができます。
そして、能力を伸ばすうえでは自分を信じることがもっとも重要です。
そのために、FC.クレアティーボでは選手たちが自ら成長できる最適な環境を提供することを心がけております。
当チームの指導者たちは、選手の可能性を誰よりも信じ、今ではなく未来から考えて、急がず慌てずに選手たちと関わっております。
どうか子育てを、お父さん・お母さんだけでがんばらないでください。
子どもたちの健やかな成長が、私たちの未来の希望でもあります。
私たちにも、ぜひお子さんの成長をサポートさせてください。
一緒に“生きる力”を育てたい
また、私たちのチームで主体的にサッカーができたとしても、卒業してつぎのステージでは指導者にコントロールされるような環境でプレーせざるを得ないケースも実際にはあります。
けれど、サッカーをはじめた当初からコントロールされた環境下で育つのと、のびのびとした環境で育つのでは違います。
のびのびとした環境を知っている選手は、そこに戻ることができます。
くり返しになりますが、お子さんの成長にとても大切な時期だからこそサッカーの技術だけじゃない、自ら人生を切り拓く“生きる力”や、ともに支え合う仲間づくりを一緒にサポートさせていただきたいと思っております。