いくことが少なくありません。
例えば、
「勉強しなさい」と言えば
勉強が嫌いになることがある。
「塾へ行きなさい」と言えば
塾へ行きたくなくなることがある。
「片づけをしなさい」と言えば
片づけをしたくなることがある。
「ちゃんとしなさい」と言うと
だらしなくなる。
「しっかりしなさい」と言えば
何もしなくなる。
子供には天邪鬼的な傾向があることを
忘れてはいけません。
私たち大人は、ついつい命令口調や
責め立てるような口調で話してしまいます。
これはどこかで大人は格上、親は格上だと
思っているところがあるから、そのような口調に
なってしまうのだと思うのです。
しつけは必要ですが、上からの立場で
何かを言えば、それはおしつけになってしまいます。
でも、まっとうな大人に育てるために
親として言うのは当たり前のことだと
思うのも、当然です。
そのうえで問題なのは
感情的な状態で言い聞かせようと
することです。
感情的になると
声が大きくなったり、声が高くなったり
つまり、威嚇してるようになってしまうので
当然、子供の心理的な安全性はなくなります。
しつけである物事の道理を教えるのに
怒りといった感情は必要ありません。
感情的に言えば言うほど
できなくなります。
なので、感情を交えずに言うことが
とても重要なのですが
ここがなかなか難しいところです。
こういう場面でよく言われるのが
自分の感情に気づくこと。
自分を一歩引いて見る、客観的に見よう
そんなことです。
ですが、これもそう簡単に
できることではありません。
個人的には、専門家にトレーニングを
受けるくらいのレベルだと思っています。
では、どうすればいいのかというと
自分の問題だと思わないことです。
つまり、その問題は子供のものであり
そのサポートをするのが自分の役目
そんな風に考えることができれば
強い口調で言うことはできなくなるはずです。
例えば、あなたの友達が何かの問題を
抱えていたとしたらどうですか?
一緒に悩んだり、考えたりすることが
多いのではないでしょうか。
これは第三者的に見ることが
できているからだと思うのです。
これと同じように、子供に接してあげれば
いいだけのことです。
そうすると、口調も変わり
語りかけるように話せます。
子供を変えたいならば
まずは大人が変わりましょう!
それでは、また!